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増税について知っておくべきこと

こんにちは、FIS DESIGNSの上田です。

消費税の増税が目前まで迫ってきました。
消費税については社会にでてようやく実感することが多いかと思うので
ここで1度消費税について、今後どうなっていくのか、何が理由で増税されるのかまとめていこうと思います。

消費税の増税

平成26年4月に8%となった消費税。
当初の予定では平成27年の10月に消費税を10%上げる予定でしたが延期が続いて
現在は平成31年10月に導入予定になっています。

消費税が増税する主な理由をご存知でしょうか?
1番の理由は社会保障の安定化です。

社会保障費、(医療・介護、年金の給付額)が増加しているのはご存知でしょうか?
この社会保障費は今後も増加していきます。

どうして増加傾向にあるのかというと少子高齢化が原因しています。
社会保障比率はシニア人口と労働人口の比率で変化します。
今後20年は労働人口は減り続けるといわれていますし、
シニア層の人口は増え続けていきますので、確実に社会保障費は増加します。

こちらの財源確保に増税がされるんです。
一時的な解決にすぎないので、今後も社会保障費が増えるとなれば
増税がまた行われると思われます。

また、公共事業に税金は使われています。
道路や、橋の建設、災害復旧がそれにあたります。

ですがこれと言って私たちの生活に直接かかわらないことなので、
増税でメリットに思うような公共事業は少ないのではないのでしょうか?

私たちの生活面ではどう変わる?

では生活面でどうなのか。
単身世帯の消費支出は1カ月あたり約13万円とのこと。
この単身世帯で消費税が8%から10%になったらどのくらい負担が増えるのかというと
月あたりだと2600円、年間だと31200円増加です。

単身世帯だけで見るとこんなものかって感じですが、家族世帯だとどうなるか見てみます。

1カ月、2以上の家庭の消費支出は全国平均は2016年の総務相「家計調査」のデータでみると30万9591円です。
この場合だと消費税が8%から10%になったらどのくらい負担が増えるのかというと
月あたり6192円、年間にすると7万4304円とかなりの増加です。

最後に

今まで延期が続いた消費税の増加ですが、必ず増税する日が来ます。
それまで貯蓄やお金の使い方を見直して対応できるように考えるきっかけになればと思います。

ですが、社会保障費のために仕方ないにしても家計にダメージがあるのはいいお話ではありません。
増税で苦しくなる中で、それを補う政策が早く出て来てもらえたらいいなと思っています。

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田舎育ち、海が大好き。 趣味はポケモンとイラスト、最近は写真にも手を出しています。 憧れのマイクロレンズ購入!やった!