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頑張る社長さん必見!キャリアアップ助成金とは?

道端の梅が咲き、花粉が飛び始め、春闘の回答が発表され、春を感じる今日この頃。
大手自動車メーカー等では3%ほどのベースアップがされたようですね。

春闘のニュースに関連して中小企業の社長さんがインタビューに答えていましたが、
「ベースアップ?うちには無関係だね!」というようなことをおっしゃっていました。

確かに、大幅なベースアップは非常に難しいと思いますが、
少しでも従業員の処遇を良くしたいと考えている社長さんは多いのではないでしょうか?

今回はそんな社長さん必見の「キャリアアップ助成金」という制度を少しだけご紹介します。

【キャリアアップ助成金とは】

キャリアアップ助成金とは、
有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者
(以下「有期契約労働者等」という)の企業内でのキャリアアップ等を促進するため、
何らかの取組を実施した事業主に対して国からもらえるという助成金
です。

この「何らかの取組」とは例えば…

・有期契約労働者等(契約社員、派遣社員、アルバイト、パート等)を正規雇用労働者(正社員)に登用する・有期契約労働者等の賃金規定を改定(増額)し、実際に昇給する

・有期契約労働者等の”法定外の”健康診断制度を規定し、実際に4人以上に受けてもらう

・有期契約労働者等の賃金規定を正規雇用労働者と同じものにし、実際に適用する

・有期契約労働者等の諸手当制度を正規雇用労働者と同じものにし、実際に適用する

・社会保険の適用範囲を広げ、新たに被保険者にした有期契約労働者等の基本給を増額する

・短時間労働者の1週間の所定労働時間を5時間以上延長して、新たに社会保険を適用する

といったようなことです。

要は、
正社員以外の従業員のメリットになるような取り組みを行うために使ったお金を、国が補填してくれる
というような制度なんです。

この助成金を受給するためには、「キャリアアップ計画」という文書を作成し、
その計画書に沿って取り組みを実施する必要があります。

少し面倒臭そうに思えるかもしれませんが、
厚生労働省に丁寧な案内パンフレットも用意されており、
インターネット上にも情報がたくさん載っています。

参考:厚生労働省ホームページ「キャリアアップ助成金」

調べるのも面倒くさいという方は、
助成金申請に強い税理士や社会保険労務士の先生に相談すれば、
実際に何をする必要があるのかといったアドバイスや必要書類の作成も手伝ってくれるため、
想像よりはるかに簡単だと思います。

 

最後になりますが、
この制度の目的は「頑張る人が報われる社会の実現」とされています。
この制度を利用する企業は、正規・非正規問わず全ての頑張る労働者に対して、
わかりやすい「給与」という形で還元して頂ければと思います。

by
事務の人。 ビールと日本酒とワインを与えると喜びますが、与えすぎると沈黙します。
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