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人気漫画の原画に相続税??

相続税ってどこまでなんでしょうか?
人気の漫画家さんの原画も相続税が発生するってご存知でしょうか?

ある意味漫画としての文化的地位が上がったからと考えれば素晴らしいことですが、漫画家さんが亡くなった場合、相続税が発生して家族に迷惑がかかると考える漫画家さんもいるようです。

相続税って何なのか今一度整理しながら考えていきましょう。

相続税とは

相続税とは相続や遺言で遺産を受け継いだ時、相続財産の金額が大きいとかかる税金のこと

金額が大きいとと言われてもどれだけ大きいとかかるのでしょうか?

3000万円 + 600 万円 × 法定相続人の数 = 相続税の基礎控除額

 

こちらが基本になる数字です。
相続人が1人いたとして、3600万を超える遺産でなければ相続税はかかりません。
また、遺産が3600万円以下であれば申告の必要もありません。

3600万以上の遺産が残された場合、相続税が発生してしまいます。
ですが通常、不動産を持っていなければ、3600万円を超える遺産がある相続はなかなかありません。

実際に相続税がかかるほどの財産を持っているのは、亡くなった方全体の10%ほどだとのことです。

漫画の相続税

では、漫画家さんの話に戻します。
以下の内容を見てください。

(書画骨とう等)7-1-1 書画骨とう(複製のようなもので、単に装飾的目的にのみ使用されるものを除く。以下7-1-1において同じ。)のように、時の経過によりその価値が減少しない資産は減価償却資産に該当しないのであるが、次に掲げるようなものは原則として書画骨とうに該当する。(昭和55年直法2-8「十九」、平元年直法2-7「二」により改正) (1)古美術品、古文書、出土品、遺物等のように歴史的価値又は希少価値を有し、代替性のないもの。 (2)美術関係の年鑑等に登載されている作者の制作に係る書画、彫刻、工芸品等。(注) 書画骨とうに該当するかどうかが明らかでない美術品等でその取得価額が1点20万円(絵画にあっては、号2万円)未満であるものについては、減価償却資産として取り扱うことができるものとする。

つまり20万円を超える漫画の原稿を所有すると目減りのしない資産と見なされ、持っているだけでは課税対象になりませんが、所有者が死亡したときに相続税の対象になるとのことです。

20万ってすごいですよね、日本で漫画と言えば手塚治虫さんは有名ですよね。
原画の値段はわかりませんでしたが、オークションなどでは原画の値段は80万を超えていました。

上記の値段はオークションで見ただけなのでこの値段がかかるとは言い切れませんが、多額の相続税がつきそうです。

今は漫画の原画を地元や美術館に寄贈したりする漫画家さんも増えているそうですよ。

何に対して相続税が付くのか知っておいて損はありません。
身近なもので何に相続税が付くのか調べてみると意外な発見もあるかもしれません。

今回も漫画の原画に相続税がかかるとのことで記事を見つけたのでこちらでまとめさせていただきました。

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田舎育ち、海が大好き。 趣味はポケモンとイラスト、最近は写真にも手を出しています。 憧れのマイクロレンズ購入!やった!
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